砂丘見どころ完全ガイド

砂丘の動物たち-環境によってすみ分ける動物たち

過酷な自然環境の砂丘には、環境によってすみ分ける動物たちが、あるときは静かに、あるときははげしく生命の営みをつづけています。

砂丘の特殊環境と動物の過応
生物にとって砂丘の環境はきびしい。植物のない裸地では、夏の砂の表面は60℃にも達し、台風時には、砂嵐が吹き荒れ砂防林の樹皮さえけずりとってしまうほどである。また、冬期には一メートルをこす雪の下に埋もれてしまう。
そんな環境のなか、炎天下で高温になった砂から身を守るため、奇妙に背のびして歩くカワラハンミョウや、砂中に潜って砂嵐を避けるオオモンツチバチ、厳冬期、砂の穴の中で入口を閉じてじっと耐えるイソコモリグモなど、さまざまな動物たちが、あるときは静かに、あるときははげしく生命の営みをつづけている。

環境によつてすみ分ける動物たち
砂丘を砂の移動の多少によって、四つに分類し、そこにすみ分ける動物たちの姿を紹介しよう。


スナガニ

カワラハンミョウ

イソコモリグモ
スナガニ
カワラハンミョウイソコモリグモ
夜行性で昼間は砂中などに身をかくしていて、見かけることは少ない 体長16ミリほどで、体の背面に淡褐色の斑紋がある。長い足で砂の上をツツーッと滑るように走る 5月ごろ、子グモが親の体にたくさんついているところを見ることができる


写真・資料提供:(財)自然公園財団(C) 写真提供:清末 忠人(C)
砂丘周辺の野鳥たち
鳥取砂丘には、四季を通じてさまざまな野鳥もやってきます。
1.トビ
トビ
日本のタカ科のなかでは、もっともふつうに見られる。マツ林をねぐらに砂丘地でも採食している
2.シジュウカラ
シジュウカラ
胸から腹にかけて、ネクタイのような黒い帯があり、白い頬が目立つ
3.イソヒヨドリ
イソヒヨドリ
海岸や防波堤、漁港などにふつうに見られる。岩や露出した木の根などの隙間に巣をつくる
4.トウネン
トウネン

ほかの小型のシギ類に比べると、くちばしが太短く、足も短くて黒いのが特徴
5.ハマシギ
ハマシギ
くちばしは黒くて長く下に湾曲する。汀線付近でくちばしを差し込んでゴカイ、カニなどを食べる
6.イソシギ
イソシギ
海岸や河川、湖沼などに単独でいることが多い。地上に営巣し、水辺を歩きながら採食する
7.メダイチドリ
メダイチドリ

くちばしは太短くて黒く、足は暗緑褐色。飛ぶと白い翼帯が見える。数羽から数十羽の小群をなす
8.ダイゼン
ダイゼン

数十羽の小群で行動することが多いが、数百羽の大群をなすこともある。ゴカイなどを捕食する
9.シロチドリ
シロチドリ
海岸の砂丘、河原、埋め立て地などで繁殖し、4月から8月にかけて卵を産む
10.コチドリ
コチドリ
日本のチドリ科のなかでもっとも小さい。4月から8月にかけて、砂地のくぼみに巣をつくる
11.コアジサシ
コアジサシ
夏羽ねのくちばしは黄色で先が黒く、足は橙黄色。広い河原や埋め立て地の砂礫地で集団繁殖する
12.セグロカモメ
セグロカモメ

群をなすことが多い。魚や貝を捕食するほか、魚のあらや残飯などの生ゴミも食べる
13.カモメ
カモメ
背と翼の上面は青灰色。くちばしは黄緑色で細く、目は褐色。九州以北の海岸、湖沼などに渡来する。
14.ツグミ
ツグミ
越冬地では単独でいるが、渡りの時期には数十羽から数百羽の群をなす
15.アトリ
アトリ
秋には山地の林で木の実を採食し、冬には低山の林などに移動し、草の種子を採食することが多い
16.ハヤブサ
ハヤブサ

ヒヨドリやハト類、シギ類などの鳥を空中で捕らえる。雌は雄よりはるかに大きい
写真提供:米子市役所 安田 亘之(C) Photo:1.2.3.4.5.6.8.10.12.14.15.16
(財)自然公園美化管理財団(C) Photo:7.9.11.13

鳥取砂丘中心部探検マップ

---自然公園美化管理財団ホームページ


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