砂丘見どころ完全ガイド

砂丘の植物-たくましく生きる植物たち

砂丘という特殊な環境に適応した、さまざまな植物を観察しながら歩くのも楽しい。

たくましく生きる植物たち
ハマゴウやネコノシタ、ハマベノギクなど砂丘植物と呼ばれる植物は十六種。
春先から黄色い花をつけるハマニガナは秋まで見ることができる。
ハマゴウの青紫色の美しい花、淡いピンク色が可憐なハマヒルガオなど、夏の訪れとともに砂丘はいちだんと賑やかになる。

秋風が吹くころになると、ケカモノハシが大型の穂をだし、スリバチ周辺にハイネズが砂の上をはうように生育する。
花をつける植物が少なくなる秋は、青紫色のハマベノギクやランに似た黄色い花をつけるウンランが、砂丘に彩りを添える。
しかし、近年、外来植物が侵入して砂丘を草原化すると同時に砂丘植物をおびやかしはじめた。砂丘の復元をはかるため、除草作業がはじまっている。

また、砂丘周辺では、らっきょうの栽培も盛んで、10月下旬ともなれば畑一面が赤紫色の花で埋まり見事な景観が展開する。

ウンラン
ウンラン
カワラヨモギ
カワラヨモギ
ケカモノハシ
ケカモノハシ
コウボウシバ
コウボウシバ
砂の移動の少ない場所に生育し、秋に淡黄色の花を咲かせる。砂の移動の少なく安定した場所に生息している。砂の移動の激しい場所から内陸部に点在し、穂が縦に2つに割れている。オアシス周辺や乾燥しにくい場所に生育し、花穂の上部に雄花、根ぎわに雌花をつける。
コウボウムギ
コウボウムギ
ネコノシタ
ネコノシタ
ハマニガナ
ハマニガナ
ハマゴウ
ハマゴウ
砂が積もる場所に大群落をつくる。枯れると葉の繊維が筆のようになる。海岸部にのみ分布し、初夏から秋に黄色い花をつける。葉は猫の舌のようにざらつく。葉だけを砂の表面に出し地下茎を伸ばし、春と秋に花をつける。茎を砂の上や砂の中に長く伸ばし、夏に花をつける。
ハマヒルガオ
ハマヒルガオ
ハマベノギク
ハマベノギク
ハマボウフウ
ハマボウフウ
ビロードテンツキ
ビロードテンツキ
海岸部の砂堤や砂の移動の少ないスリバチの壁面に見られる。初夏に花をつける。西方の海岸部に分布し、秋に薄紫の花をつけ1メートルを超える株に成長する。食用として珍重されるため、採取対象となりやすく、希少。夏に小さな白い花をつける。葉は、ビロード状の微毛に覆われ水分の蒸散を防ぎ、硬い根が長く伸びている。

資料提供:(財)自然公園財団(C)

---自然公園財団ホームページ


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