砂丘見どころ完全ガイド

お種弁天

お種伝説「多鯰ヶ池(たねがいけ)の伝説」が伝承されています。
[お問合せ]鳥取市観光コンベンション協会 TEL:0857-26-0756

多鯰ヶ池(たねがいけ)のほとりにある社です。
この社には弁天さんがまつられている「多鯰ヶ池弁天宮」、多鯰ヶ池の伝説お種さんがまつられている「お種の社」があり、古くから
金銀財宝をもたらすといわれています。

また、伝説でお種さんがヘビの化身といわれ、ヘビの神様をまつっていることから巳年、巳の日には多くの方が参拝されます。

お種の伝説 -お種弁天世話人会-

この多鯰ヶ池には、蛇(龍)の化身とされる 『お種の伝説』が伝承されています。それは古くから 次のように語り継がれています。


昔、国府町に裕福な長者が住んでおり、そこにはたくさんの 使用人が働いていました。あるとき、この長者の家に福部町の 細川から『お種』という美しい女の人が雇い入れられました。

この長者の家では、夕方になると、仕事を済ませた大勢の使用人が 三人、四人と集まって世間話をするのが通例でした。
ところが誰かが
「腹がへった。」
「なにかうまいものが食いてえなあ」
と言うと 決まってお種が甘い柿の実をたくさん採ってくるのでした。はじめは誰も不思議に思わなかったのですが、何度も同じことが起こると、中には疑いだす者もでてきました。

ある日その中の若者の1人が、家を出ていくお種のあとを追ってみました。
するとお種は 多鯰ヶ池に着くなり着物を脱いで蛇体となり、池の中ほどの小島までスルスルッと泳ぎ、そこにあった柿の木によじ登り、その実を採ろうとしていました。
これを見た若者はびっくり仰天、震えながら走って逃げ帰り そのありさまを一部始終、長者に報告したのでした。

一方、自分の素性を知られてしまったお種は、その夜限りで長者の家には帰らず、そのまま多鯰ヶ池の主になってしまいました。
長年、この長者の家に住んでいた老婆はこれを聞いてたいそう哀れみ、池のそばに荒神さんの祠(ほこら) ”現存するお種の社”を建て、祀ってやりました。
そして毎年村の子供たちを連れて、一斗五升の小餅を 木の葉の一枚一枚に載せ池の中に流し、供養しました。


以上のような伝説が、この池に古くから伝わっています。
多鯰ヶ池と大島に鎮座する『多鯰ヶ池弁天宮』には、この伝説と 弁天信仰が深く関わっているのです。

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