砂丘のヒミツ(Q&A)
鳥取砂丘へ出掛ける前に1度読んでおくと「鼻高々〜」かもしれない、砂丘の秘密を探ってみよう!
このコーナーでは皆さんから寄せられた質問へのお答えを掲載しています。鳥取砂丘へお出掛けの前に豆知識としてお読みいただくと、より一層楽しいご旅行となるのではと思います。
観光に関するご質問には砂丘王国HP管理者がお答えしています。また、砂丘自体についての質問には、(財)自然公園財団様の情報を元に掲載しています。
[Q]砂漠と砂丘の違いは?
[A]
鳥取砂丘は砂漠ですか?とよく聞かれます。この答えはノーです。
鳥取砂丘は砂漠ではありません。そもそも日本には、砂漠は存在しません。
では、砂漠と砂丘の違いは、何でしょうか。
一番の違いは、雨の量です。砂漠は乾燥地気候の中で乾燥が著しい地域にあります。乾燥のため生物の活動がほとんど維持されない不毛の地です。
一方、砂丘は、風によって運搬された砂が堆積して丘などの地形を作ったものです。鳥取砂丘は、中国山脈から千代川によって日本海まで運搬される土砂がやがて砂となり、北よりの風により海岸に吹き上げられ堆積してできた海岸砂丘です。
鳥取砂丘では、雨もたくさん降るし、冬には雪も積もります。植物も育ちますが、砂の動きが激しいところでは、植物が生長しにくく、広大な砂の面が広がっています。
この広がりを見た方は、その広さに感動し、思わず砂漠を連想します。
よく知られている風紋だけでなく、砂がしめったときに強い風が吹くと砂柱と呼ばれる砂の造形を見ることもできます。
また、湿った砂の斜面が、乾燥して砂が崩れるときには砂簾を見ることもできます。
[Q]福部町のキャラクターの名前を教えて?

[A]わたしは「なっちゃん」、ぼくは「らっちゃん」だよ!
向かって左側が「なっちゃん」です。福部町の特産品である「二十世紀梨」をモチーフにしたので「なっちゃん」っていうんですよ。
向かって右側は「らっちゃん」です。同じく福部町の特産品である「らっきょう」をモチーフにしたので「らっちゃん」っていうんですよ。
みなさん、名前を覚えてくださいね、最近”ゆるキャラ”でちょっと話題に・・・これからもよろしくです!
[Q]美しい風紋を見たいのですが?
[A]鳥取砂丘で風紋を見るには次の四つの自然条件が必要とされています。
- 砂を動かす適度な風が吹くこと
- 砂丘上の砂がよく乾燥していること
- 砂が固結してないこと
- 砂粒の大きさが一定していること
鳥取砂丘で風紋と出会うためには、
風が吹いた早朝の人影もまばらな時に砂丘に立つことです。
- 有島武郎(ありしまたけお)の歌碑の立つ広場を抜け、少し海側にでたところ、また、追後スリバチの周辺で比較的よく見られます。(風紋のできやすい場所のマップはこちら)
- 雨上がりの湿った砂丘や植物が繁茂しているようなところでは風紋は見られません。
[Q]砂丘にはどんな生き物や植物が生息してるの?
[A]植物はハマゴウやネコノシタ、ハマベノギクなど砂丘植物と呼ばれる植物は十六種。また、生物にとっては砂丘の環境はとてもきびしい、そんな環境のなか、カワラハンミョウや、オオモンツチバチ、イソコモリグモなど、さまざまな動物たちが、生命の営みをつづけているんだよ。
また、砂丘付近の海(日本海)でも、スナホリガニや、イワガニなどが生息しているよ、さらに詳細はコチラ。
- [地図]鳥取砂丘中心部探検マップ
- [植物]砂丘の植物-たくましく生きる植物たち
- [動物]砂丘の動物たち-環境によつてすみ分ける動物たち
- [海中]海のなかの生きもの
※砂丘の砂、海岸、植物については…
「鳥取砂丘パークインフォメーション(鳥取市営駐車場内)」 0857-23-7652
[Q]砂丘の砂はどこからきたの?
その砂を供給したもとは、中国山地。中国山地には広く花崗岩質の岩石が分布しています。これらは長い地質時代のあいだに風化作用を受けて、「マサ土」と呼ばれる半固結の風化岩になりました。
これが侵食され、千代川などの河川によって運搬され、鳥取平野を埋めつくし、さらに日本海に流出しました。
日本海まででた砂は一度沖合まででるが、沿岸流にのってふたたぴ陸地に近づき、海岸に打ち上げられました。
山陰海岸の美しい砂浜や砂丘の砂は、こうして連ばれてきたのです。
マサ土の中の砂鉄は、古くから「たたら製鉄」の原料として採集されました。
[Q]砂丘の温度は何度ですか?
[A]
真夏の砂丘はとても熱い!
上からの暑さに加えて足元の砂からの暑さがきびしく、裸足では立っていることができないほど。
砂丘の表面がいちばん熱いのは午後1時ごろで、最高で60℃近くになる。
一方、夜間には外気の温度も下がりますが、砂丘の表面温度もぐっと下がります。
午前5時ごろに最低で25℃近くまで下がり、気温より低くなります。このように日較差が大きく35℃にもなるのが、砂丘や砂漠の特徴です。
しかし、植生などがあると、地表温度の日変化は小さくなります。
もっとも、このように熱いのは地表付近に限られ、垂直方向に地表を離れると温度は急に低くなります。
午後1時に地表温度が61.1℃であったとき、地表から地上にわずか1メートルを離れただけで、急速に温度は低下して33.5℃になったという観測データもあります。
1メートルで、じつに27℃の温度差が生じた結果です。
乾燥した砂は熱伝導率が小さく、日中は表に熱が貯えられるうえに、熱容量が小さいため温度上昇が著しくなります。
一般に、砂は乾燥しやすい性質があります。砂丘では、降雨のあとから表面が急速に乾燥します。
風乾状態になった乾いた砂の層は、乾砂層と呼ばれ、その厚さはふつう6〜7cmで10cmをこえることはありません。
これは乾燥と、下からの水分補給のバランスがとれるからと考えられています。
砂丘がチューリップやクロッカスの栽培に適しているのは、砂の温度変化が急で、乾燥しやすい砂の層の下に湿潤な層があるからです。
[Q]砂丘に降った雨はどうなるのですか?
[A]鳥取の年間の降水量は2000mmをこす。砂丘には川がなく、降った雨は通常はすぐに地下に浸透してしまう。それは、孔隙が多く砂の透水性がよいからてある。しかし、保水性はよくない。地下に浸透した水は、水を通さない基盤の岩石の不透水層や、透水性の悪い火山灰層の付近に地下水として貯留する。
鳥取大学乾燥地センターには、オアシスと呼ばれる湧水があり、最盛期には1日の湧水は50万リットルに達した。追後(おいご)スリバチの底にもかつて湧水が見られたという。長者ケ庭や湯山砂丘の南麓にある直浪(すくなみ)遺跡では、今でも湧水が見られる。
[Q]「鳴り砂」について教えてください。
[A]山陰の海岸で乾いた砂の上を歩くと、足元で不思議な音がすることがあります。
キュ、キュと澄んだ音である。
砂を踏みつけることによって砂の中から発する音なので「鳴り砂」とか、「鳴き砂」と呼ばれています。
鳴り砂は、波で洗われたきれいな粒のよくそろった砂でないと鳴りません。したがって、砂浜海岸の汚染度を図る指標になるといわれています。
鳴り砂は、砂の粒子が1mmから8分の1mmの大きさの範囲で鳴るが、4分の1〜8分の1mmの細砂が多いときにいい音がします。
しかし、2分の1mmより大きい粒子や、砂より細かい微粒子が砂の中に混在したり、砂表面が汚れていると鳴りません。
[Q]黄砂って何ですか?
[A]中国大陸の砂漠や黄土地帯で強い砂嵐が発生すると、細粒物質が上空に吹き上げられ、ジェット気流に乗って日本の上空までやってくることがあります。
これが黄砂(こうさ)で、低気圧の活発な春先から5月ごろにかけて、とくに西日本の日本海側でよく見られる現象です。
黄砂の著しい日は、天気がよくてもどんよりと春霞がかかったようになり、車のフロントガラスなどには、べったりと汚れがついたりもします。
春先の雪と混ざって降ることもあり、北陸や新潟地方では「赤雪」と呼んでいる。微細な粘土鉱物や石英・長石などが主成分。
砂丘中に埋没している古土壌層からは、大陸起源と考えられる粘土鉱物や石英粒が各地で見いだされています。
これも黄砂によるもので、古砂丘が形成されるような古い時代にも黄砂現象があったことを示しています。
[Q]砂鉄はどうして集まるの?
[A]
砂丘をつくる砂には、石英や長石などの結晶である鉱物の粒子がたくさん含まれています。
鉱物は、もともとは集合して岩石をつくっていたもので、風化によってバラバラに分離し、砂粒となって運ばれてきたものです。
このような砂粒の中に鉄とチタンを主成分とする鉄鉱物があり、砂鉄と呼ばれます。
よく知られている磁鉄鉱(マグネタイト)という呼び名は、チタンをほとんど含まない鉄鉱物につけられた鉱物名で、チタンが含まれてくるとチタン磁鉄鉱(チタノマグネタイト)といいます。
ほかに、これらとは結晶の構造が異なるチタン鉄鉱(イルメナイト)や赤鉄鉱(ヘマタイト)もあります。いずれも黒色不透明で金属光沢があり、多くは強い磁性をもっています。また、比重が4〜5と石英や長石の倍近く、同程度の大きさの砂粒のなかではもっとも重いものです。
砂が水流や風で運ばれるとき、重い粒子である鉄鉱物はなかなか動きにくく、移動してもすぐに停止してしまいます。
ほかの石英などの軽い砂粒はどんどん運び去られ、鉄鉱物だけが残されていくことになります。こうしてできた鉄鉱物の密集した黒い層が、砂鉄(層)です。
資料提供:(財)自然公園美化管理財団(C)























